平成23年2月吉日

天童動物病院
愛犬家各位

献血のお願い

拝啓
 ご存知の方も多いでしょうが、獣医療には血液バンクが確立されていません。日々の診療の中にも、早急に輸血をしなければならず、お散歩仲間や兄弟犬、犬友達や知り合いを駆使して、供血犬(血液を提供してくれる犬=ドナー)を探し回って、命をとりとめたわんちゃんたちがたくさんいる一方、ドナーを見つけることができず、つなぎ止めることのできなかった命も・・・当院に血液が常備できていたら、もっとたくさんの命が救えたかもしれません。

 そこで、当院独自に、大型犬を飼われているオーナー様たちにお願いをして、昨年末より献血のご協力をいただいておりました。

 しかしながら、輸血を必要とする犬たちは数多く、常に不足気味で、血液を安定的に確保するため、HP上で、広く一般の方々にもお願いをしたいと考えました。今後、血液を安定的確保し、一頭でも多くの救える命を救うことができるように、献血のプログラムの趣旨をご理解の上、ご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
敬具

※献血していただく犬の条件


・温厚な性格であること(麻酔をかけずに採血可能であること)

・1~7才

・体重20kg以上(体重により200〜400ml採血します)

・狂犬病予防接種済みであること

・一年以内に混合ワクチンの接種済であること(証明書をご持参ください)

・フィラリアの予防をしていること

・健康であること(治療中でないこと)

・血液検査を行い、献血に適した血液であること(当院で行います)

●以下の項目に該当する場合を除きます

・ 過去に『輸血を受けた』ことがある

・ 全身性の感染性皮膚疾患がある

・ これまでに血液媒介性の感染症にかかったことがある、もしくはその疑いがある(バベシア症や犬ブルセラ症など)

・ 秋田犬

◎お願い

 かかりつけの病院(ホームドクター)をお持ちの方は、愛犬の健康状態をよく理解してくださっているホームドクターにその旨を伝えてから、献血のご協力をお願いします。

※献血の申込書にご記入のうえ、来院ください。
 

~献血の流れ~


健康診断のあと、ドナー登録をし、後日必要に応じて献血に来ていただきます.

具体的には

1、まずは電話で連絡してください。

2、診察時間内に来院、受付

3、健康診断(検査のため5ml程採血)

4、帰宅

5、検査結果を郵送、特に問題がなければドナー登録

6、当院で輸血が必要な際にご連絡、時間の調整をして献血(体重により200~400ml)に来てもらう。
 

●安全性について

・ 採血に使用する物は全て新品で、一頭に一回ずつ使用します。

・ 麻酔をかけることはありません。
 

●お礼

 献血に適した血液を提供していただいたわんちゃんには、次回の混合ワクチンを無料接種いたします。

●平成23年2月12日山形新聞朝刊掲載